squall
結局。
ただ私はなにもわかってない、ただのお子ちゃまで。

大人と呼ばれる歳になってはいたけど。

それは、歳だけで。
中身は未だ、中学生のあの頃と。
なんら変わっていなかった…。


「どうすれば、いいんだろ………」


それに気づくことになるのは、もう少し先のことで。


惣一からの電話が、まだ来ないことを祈りながら。
なんの解決策もみつけられないまま、ひとり、過ごした。

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