squall
化粧室に入って、鏡を見ると。
確かに少し、顔色が悪くて。
鼓動は少しおさまったものの。


―ドキン、ドキン…


まだ、ドキドキはしていた。


―ふぅー…


落ち着くために大きく息を吐いても。
そう簡単に、おさまる気配はなく。


―落ち着け、私


言い聞かせて。
私は目を閉じる。


「………………」


佐野のこととなると。
動揺して、私らしくなくなってしまう。

意識してるのは、私だけだってわかってるのに…。


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