強がり

優しく聞いてくれた彼に

答えた言葉

…分からない。

そんなの、分からない。って答えたら、きつねくんは怒らなかった。

ただ一言
『そっか』

寂しかった。

自分が言った言葉なのに、
自分が悪いのに、

『俺は楽しいよ』

とか言って欲しかった自分に気付いてしまった。
< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop