永遠の花ことば*完結*

お姫様の答え




アスリにプロポーズされた日の夜。


シルクは窓の外を眺めた。

外は曇り、星はひとつも見えなかった。



「お父様、お母様…

私は王として、何を一番優先にするべきなのでしょう。」



しかしシルクは空に向かって呟いた。

答えは自分の中にずっと前から出ているはずだった。


それは国。

王ならば自分の気持ちよりも国を優先しなくてはいけない。

しかしシルクには心の闇が少し多すぎた。



心の迷いを紛らわすように、唇をかみしめ、シルクはカーテンを閉めた。



「シルクちゃん、入ってもいい?」



ノックと同時に聞こえてきたミリアーネの声。

シルクは早足で扉をあけると、

扉の前には少し驚いた顔のミリアーネが立っていた。



「あら、自分からあけて来てくれるなんて珍しいわね?」



ふふっと笑いながらミリアーネは持っていたカップをひとつシルクに手渡した。






< 113 / 180 >

この作品をシェア

pagetop