砂場のロケット 〜キミと見る群青〜



当の真木は 睨みつつ笑って
次には"2"の球


台の縁に腰をあげ、キューを背から廻す


再び、ガコリと音


「 ヤっベ、5入れちまった
ハルト! 交代!!


――― つか、岡田オマエ

聞き始めたら結構
根掘り葉掘り聞くタイプだろ?


… その頃ちょっと、色々とあって
オレと会ってた事話すと
その話まで詳しく
しなくちゃいけなくなるからさ 」


「 ―――………

なあ 真木…
結婚するとかって、マジなのか?!

アズは… 青山だって
あいつら、納得してるのか?! 」


「 まだ話してねえよ 」


「 ――― なんで!! 」


「 モチロン
納得するワケねえからだよ 」


「 ―― 勝手に決めたって事かよ?! 」



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