砂場のロケット 〜キミと見る群青〜




アズは慌てた様子で
真木の腕を引っぱり、耳元で呟く




「 ――― リュっ… リュウジ
あんな事言ってないじゃん!

"明日、俺が病院連れてくから"って
言っただけだっていってたよ…?! 」




俺は吹き出し、アズの頭を小突いた



「 なによアズ
直接言ったか聞いたのか?! 」


そういって俺や真木が笑い出すと
アズは顔を、真っ赤に染めた




「 かっ…
考えてみたら、うちのお父さん
今、いるし

リュウジが無断外泊とか
一言もなくさせるかなって思って… 」




「 ――― アズル 」


「 は はいっ! 」


「 ――― オレが展望デッキで言った事

あんなん冗談だから、気にすんなよ 」


「 え… どれ?! 酔拳?!

――――― 痛っ たあああっ!!! 」




真木は
思いきりアズの額にデコピンして
笑いながらその場を、離れようとする





「 真木! どこ行くんだよ 」




「 トイレだよ そこの 」




「 ――――― 逃げんなよ! 」



「 あ?  …何言ってんだオメエは 」




「 ――――… アズもだ 」






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