ねぇ、、ホントに…好き?

side 智樹

プツッーツーツーツー

…嘘だろ?

えっ俺たち別れたの?

そんなの…俺、たえらんないよ?

だって留美全然気にしてる素振り見せなかったじゃん

何回違う女とキスしても、気にしてないそぶりで…まさかそんなに傷ついてるとは思わなかった。

だから絶対嫉妬してもらおうと留美の誕生日の日約束すつぽかしてあんましらねー女を抱いたんだ。抱いてる途中留美が入ってきて、泣きそうな顔で出て行ったから手ごたえ感じたんだ。嫉妬したなって。。

んでそれで家に帰ったら調度留美から電話かかってきて、嫉妬して甘えてくんのかなって内心ドキドキだった。

だけど実際は…

別れ話

途中からそんな予感はしてた。

だからおれは一生懸命話を止めようとしたのに、、結局止められなかった。

俺、何やってんだろ。ほんと。

浮気なんてしなければ、約束ちゃんと守ってれば、もっと優しくしていれば

別れなくてすんだのにっ

ホント俺バカ

本とは浮気なんてしたくなかった。

ただ嫉妬してほしかっただけ

ホントは留美とデート行きたかった。

ただ俺をもっと求めてほしかっただけ

ホントはもっと優しくしたかった。

ただ俺のことずっと考えていてほしかっただけ。

だけどこの俺の馬鹿げた行為は全部裏面にでた。

そういや俺まだ留美と手もつないでねぇ

キスしてねぇ。

留美のこと抱いてねぇ。

抱きてぇ。キスしてぇ。

はぁ、、、いまさら後悔

なにやってんの俺

ねぇ神様。もしホントにいるんだったら俺と留美付き合い始めた頃に時間もどしてよ

今度こそ大切にするから。幸せにするから。浮気しない。悲しませない。約束破んない。

優しくする。だからおねがい。あの頃に時間をもどして。

俺にもう一度チャンスをください。

< 9 / 37 >

この作品をシェア

pagetop