百物語
始めに
皆様、今日は集まってくれてありがとうございます。

ここに集まって下さったという事は……百物語の事をご存知という事ですね?

……えっ?分からない?

フフ……アナタもチャレンジャーですね。

百物語と言うのは…新月の夜…今日のような日に百本の蝋燭を用意して行う、怪談スタイルの1つです。

しかし、必ずしも怖いでなくても結構です。

不思議な話や不気味な話でも良いです。

じゃあ始め――えっ?あの鏡は何かって?

アレも道具の1つですよ。青い紙は大切なのです。

…まぁ、説明はこんな感じですね。

早く始めないと朝になってしまいます。

じゃあ、どなたから始めますか?

――じゃあ、俺から。

分かりました。では、お願いします。
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