かふぇもか
わたしはズザザザザ~と瞬時に後ずさった。


すると二重まぶたのパッチリとした目が眠気で細くなった。


眉間にシワを寄せている。


わたしは一瞬、唯が寝ぼけて目を覚ましたのだとホッとしたら、


「な~んか鼻息がウルサイと思ったら・・・」


唯が背伸びをしながら言う。


「紗美さん、今自分にキスしようとしたでしょ」


バ、バレてたーーー!
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