甘々王子の秘密

真生side




家に入って行くところを見ていると
無意識にも美嘉を抱き締めていた



いつもだったら嫌がる筈なのに
何も抵抗もしない





小柄な美嘉を抱き締める腕に力が籠もった。




俺のものになればいいのに…。



初めて好きなヤツができたんだ



できれば俺のものにしたい。





俺の心は美嘉でいっぱいだった――…






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