大好きだから……
プロローグ

――最っ低だよ!!私が****のこと好きだって知ってたくせに!!――



………僕はね、君のこと、何だかんだ言いながら、好きだったんだ。


あ、恋愛感情としてじゃないよ??

友人として。だって僕は一応女だし。


でさ、話戻すけど、君が****のことが好きなの知ってたさ。


あぁ、知ってたよ?


あんだけ語られてたんだし、知らないって言う方が可笑しい。

だから、僕は君がアイツのことを好きだってこと知ってたから、出来る限りのことしたさ。


したよね?


協力したよね??



――レノンがそんな奴だったなんてっ!!
死んじゃえ!レノンなんかこの世から消えちゃえばいいんだ!――



だからさ、なんで協力してあげたのにんなこと言われなきゃいけないんだ?



あぁ。上手くいかないのを世界のせいにする奴らのこと、馬鹿にしてたけど、ね。


今ならその気持ちも分かる気がする。


ごめんなさい。一応謝っとくよ、僕が馬鹿にした何処の誰かさん。


本当に世の中不公平だ。



努力が実らない。実らない。



無駄に恨まれ、恨まれ。



無駄な傷を負うんだ。馬鹿らしい。本当に馬鹿らしい。




………憎らしい。




僕は君が好きだった。



だから、***ね。



お前はもう、この世の中にいちゃ駄目なんだ。




だからさ、そんなびびらないでよ。



僕はいたって正常だ。
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