十三日間
三日目 「僕」
「ああああっっっ! ぅわあっっっ!」

ああ、今朝もだ!
まただ!!!!

僕は、震える身体を自分で抱きしめるように丸まった。

もうイヤだよ、怖いよっ!

何が怖いんだか、夢の中のことはすぐには思い出せない。
今僕が怖いのは、毎朝悲鳴を上げて起きる自分。
悲鳴を上げるような夢を見ている自分。

震える身体を抱きしめ、深呼吸を繰り返す。

少し、落ち着いてきた。

落ち着いてきたところで、僕はようやく夢の内容を想い出してみようと試みた。

階段。
これは昨日の続きだ。
一つ違うのは、僕は階段を登っている。
1段?2段?
上には、まだ段がある。

それと、いいようのない罪悪感。
後悔。
懺悔。

なんか、そういった負の感情がどっと押し寄せてくる。
具体的な内容は思い出せない。
でも、誰かに謝りたい気持ちでいっぱいだ。

……そして、赦して欲しいと痛切に願っている。
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