十三日間
一日目 「俺」
「うわぁああああっ」

俺は、自分の悲鳴で目が覚めた。
一体、いつの間に眠っていたのだろう。
当分眠る事など出来ないと思っていたのだが、案外人間というのは図太い神経を持っているようだ。

人間…というか、俺が、か?

俺は自嘲すると、起き上がって、冷たい壁にもたれかかった。

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