きみを忘れない

だれなの?

「とつぜんすみません。


きみの声が聞きたくて


ぼくは……」





………






長い沈黙





耐えられずに、言った。




「もしもし?」





「ぼくは……」




「はい」





「きみの知らない人。

だけど、

きみの良く知っている人だよ。」



えっ?


意味が分からないよ。


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