。*雨色恋愛【短編集】*。(完)

-告白-

「尚斗クンッ」

尚斗クン、夏喜クンと一緒にいるのは、普通

で。

今は、ヒロと、もう一人、マツと一緒にいる

のも、普通になった。

「夏喜クン、ヒロ、マツも!!学食行こ!」

「おぅ!!」

ヒロは、気さくで良い人。

マツは、明るくて、ムードメーカー。

この4人と、いつも一緒にいる。

「おっ、もう昼?」

「そ~だよ。早く行かないと、座れなくなっ

ちゃう」

…嘘だけど。

みんな、イケメン揃いで、みんながいれば、

必ず席を開けてもらえるけど。

「そうだな。行くか」

夏喜クンの声で、みんな立ち上がる。

尚斗クンは、あたしが名前を呼んだ時点で、

立ってたけど。

「なに食べよ~。太らないもの…」

太らないものって、なんだろう。

「あっ!」

メロンパン発見☆

これは、買わないわけにはいかない♪

「カナは、メロンパン好きなん?」

「うん。マツは?」

「俺は、パンは食わへん」

「そうなの!?美味しいのに」

「んじゃ、メロンパン、一口くれやぁ」

「オッケー!」

カナは、あたしのあだ名。

ついでに、マツは、関西弁混じってる。

幼稚園の頃、大阪にいたらしい。

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