シンデレラルーム 702号室
『時代は変わったのねぇ…』とぶつぶつ呟いている彼女を横目で見ながら、

小さく笑って俺も再びパソコンの前に移動して仕事を再開させた。



「あの子たち、ウェルカムドリンクでお酒頼んできたらどうしよう…」


「…気にするトコはそこかよ」



一人呟く美和ちゃんに、俺も独り言のようにつっこんでみた。




“愛し合うことに年齢は関係ない”


俺は本当にそう思ってるよ、いくつかの条件付きでね。



子供を養うことが出来ないなら避妊をすること。


そして、相手のことを真剣に愛することと

悲しい想いをさせないこと。



あのカップルも、その条件を満たしててくれてるといいんだけど──…






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