恋愛不向きの彼の愛し方
「へぇ、そんな理由で」


動悸が激しくなった私に水をさす、いつの間にか真後ろに立っていた海斗さんの声。


「それって、自分の女のこと信用していないってことだろ?ショックじゃないわけ?」


ニヤリと海斗さんが意味深に私を見ていた。


「何をもって信用するというか疑問ですけど……。少なくとも、私は陸哉に信用されてないわけではなくて、心配されていたことはわかりました。海斗さんよりも年下の私が言うのもおかしいですが、恋愛って、幾つになっても相手が好きであればあるほど、臆病になったり不安になったりするものだと思います。たとえ結婚していたとしても。だから、陸哉が、海斗さんや蒼空さんに会わせたくないって思ったのなら、自惚れかもしれないけど、凄く愛されてると感じちゃいます」


なんだろう、この空気。さっきまで隣で話していた杏里と哲也さんまで黙ってしまって。


陸哉は、頭を抱えて微動だにしないし。海斗さんも、口をあんぐりとわかりやすく開けていた。





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