教室の窓から
「始業式とかダルいね~!あ!宏基!」
実玖の視線の先には、坂本がいた。
はぁ、ラブラブ……
羨ましい……
「宏基おはよ!」
「おう、クラス離れたな…」
「うん…。でも気持ちはずっと宏基の側だよ!」
わぁ……!!
実玖凄いなぁ……
こんなに人がいっぱいいるところで、恥ずかしくもなく、そんなこと言っちゃって……
「俺もだよ。」
ポンって実玖の頭を撫でる、坂本。
見てるこっちが恥ずかしいよ……