魔性の女? 受付嬢・小出めぐみの秘密
 オオーッ!

 いきなり頬にビンタしやがった!

「声が小さいッ!!」

「分かったよ!」

「もう一度!」

「分かったよ! やらねーよ!」

「約束してくれる?」

 美咲は俺の目を冷ややかに見る。

「するよ…」と俺はタジタジ。

「ホントに?」

「安心しろ、しねーよ!」

「そーぉ! だーったら安心だよねー!」

 美咲は笑顔になり、俺に抱き着いて来た。

 美咲を強く抱擁する俺。

 コイツの真剣さが、俺には強く感じていた。

「俺って正直、イイ加減な男だけど…イイのか? 好きになっちゃって」

「イイのイイの。和也の事、何でも知っているから好きになっちゃうの。余
計な心配は無用だよ」

「お前」

 俺…

 美咲の事がますます好きになった。

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