フルーツ ドロップス

教室はいつも以上に騒がしかった。
 「金髪碧眼なんだって~」
   「やばーぃ千空クン以上にかっこよかったらやばくね?」
……女子は、特に。
そう思いながら、席に着くと、タイミングよく、チャイムが鳴った。

先生が入ってきて、その後をつけるように、
噂どおりの、金髪碧眼の背が小さい、少年が入ってきた。
先生が、黒板に名前を書いた。
 
 ‘須藤 レオン‘
 「えー今日から、皆と同じクラスになる、須藤 レオン君だ。
えっと、じゃ、レオン君、挨拶して。」
そう言われると、彼は一歩前に出て、口を開いた。
 「…須藤、レオンです。よろしく。」
お辞儀もせずに、顔をいかにも嫌そうな顔をしている。
…さっき、会った子だろうな。お金持ちっぽいし。
 「じゃ、席は~……唐沢!お前の隣、空いてるな?」
え…?
 「俺……?」
 「じゃ、あの一番後ろの、左の席。座って?」
 「……はい。」
…有無も言わさず、先生は俺の隣の席を指名し、彼はずかずかとこっちに向かって歩いてくる。
前の学校の制服だろうか、紺色のジャケットに、真っ赤なネクタイ。灰色のすらっとしたズボンと、黒いローファー。
こつこつと靴を鳴らしながら、こっちに向かってくる。
___ガタンッ
椅子を引くと、ボスっと机に鞄を下ろした。
 「…んじゃ、今日は~……」
その後の先生の話は耳に入ってこなかった。
彼は非常に整った容姿で、鼻はスラッとしてて、碧眼と言うからまた綺麗な青のようなエメラルドのような瞳で、綺麗だった。
 
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