俺はホモじゃねぇ

「何の為に勉強したか分からない。」


チビ
「先輩に聞いてこようよ。」


チビにまで気を使わせている。
案外空気読めるんじゃん!!


が、聞いたところでこの決定事項が覆るわけではない。


そのくらいの事は分かっている。



「いいよ。もう決まった事なんだから。」



それしか言いようがない。

この結果を見て、最初から俺を特別室に選ぼうなんて考えていなかったんだと感じたんだ。



散々セクハラしておいて…。


そして、俺の中から
『チャラ先輩』と『風間』
は、記憶から抹消しようと思った。

俺には見えない…存在しないものとなった。
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