俺はホモじゃねぇ

廊下に出て作業をみていると



チャラ先輩
「4人揃って…羨ましいんだろぉ?!」



からかい半分で声を掛けて来るので、俺は1人で部屋に入った。



チャラ先輩
「…おい、モッちゃん!!」



気軽に声かけんじゃねーよ。
気安く俺の名前も呼ぶな!!



チャラ先輩
「…井上元晴。夕飯までに謝りに来い。」



ドアの向こうからそう言った。



チャラ先輩
「謝ったら、これまで通りこたチャンに風呂貸してやる。」



卑怯だ!!
こたチャンに風呂貸すのと、俺が謝るのは別問題だろ?


昨日、俺らが風呂から戻っても、こたチャンが帰ってくる様子がなかったので、心配でチビが呼びに行った。…が、30分しても2人帰って来ないので、渋々ユッキーも行った。その後、俺はひたすら2時間、1人で部屋で待っていた。

12時を回った為開放されたらしい。



チャラ先輩
「モッちゃんが謝りに来るまで、捕虜だ!!」



そう言って、ずっと部屋の端っこで正座させられてたらしい。
俺は来ないだろう…そう言っても聞く耳を持たない為、足が痺れて涙を流しながら数時間を耐えたと聞かされた。
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