この恋ウソから始まりました


「あたしも、大翔を知れて良かった」



本当は、優しいって事が分かったから。


「じゃあな。萌、また明日」


大翔は手を離すと、あたしに笑顔を向けた。


「うん。また明日ね。バイバイ」


嘘でも、“彼女”だったあたしは、もういない。

明日から、あたしたちは、ただの同級生…。




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