この恋ウソから始まりました


リビングのソファーに座る両親は、娘のあたしでも近付きたくない。


それくらい、オーラが怖いんだってば!


大翔、大丈夫かな?


心配になって、横に立ってる大翔を見ると、


「初めまして!娘さんと、付き合わせてもらってます。浅井大翔です」


頭を下げて、挨拶をしてくれた。


「萌、本当にカッコイイ子だな?」


緊張マックスの空気を、少し和らげてくれたのは、お父さんの笑顔だった。




< 216 / 248 >

この作品をシェア

pagetop