愛してる?...たぶん。
なんで僕は謝ってんだ?



“ありがとう”なんて言ってんだ?



てか、そもそも、なんで彼女…槙田サンはここに居るんだ?



しかも、キス…されてんだ?



「あの、槙田……サン?」



「ん?」



グルグル考えても答えは見つからない。



なら、彼女に直接訊くしかない。



口元をひきつらせながらギギギッと音がしそうなほどのぎこちなさで顔を上げた僕は、立ったまま、しかも僕の飲みかけの白濁色のカクテル片手にニコニコと笑みを浮かべながら店長と話す彼女を見た。

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