君との時間は・・・
光と影と・・・

謝罪・複雑

どないしよ・・・。ここで笑美と二人きりて、メッチャ気まづい以外に何もないで!?


笑美も表情が引きつってるって言うか、困ってるっぽいし。


春登、あいつ空気読めや!せやけど、このまま笑美と話せへんて言うんもな・・・。


ここでやっぱり謝るべきなんやと思う。俺は、少しだけ大きく息を吸った。


「なぁ・・・」


「え?・・・な、なに?」


「・・・昨日はごめん。キレてもうて・・・。」


笑美の口がポカンと開いてる。やっぱり・・・


「・・・怒ってる?まだ・・・。俺のこと・・・嫌いになってもうた?」


「嫌いになる訳ないよ!」


少し前までの笑美とはうって違って、少し強めに言われた。思わず笑美を見つめてもうた。


「あ、いや・・・その・・・。別に・・・嫌いにはならないけど・・・。気になってただけ・・・。」


「気になってた?」


「恵が言った言葉・・・。限界って・・・。」


「あぁ・・・。」


やっぱりそれ気にしてたんやな。でも、あん時はホンマに限界って言うか・・・辛すぎたんや。


「あれな・・・。まぁ、あんまり気にせんといてや。」


「でも・・・。」


笑美の表情はますます暗くなるばかり。俺のせいか・・・。そぉやわな。


「えぇねんて。俺、笑美に嫌われたんちゃうんかなって昨日帰ってからもずっと考えててん・・・。


せやから良かったわ。嫌われてないみたいで。良かった。」
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