今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~

真由の友達に案内してもらい、

俺は、真由を抱えたまま、保健室に入った。



「先生…居ないのか」


どうやら、保健の先生は、留守みたいだ。

俺は、真由をそっとベットに寝かせた。



スー……スー……



そんな、規則正しい寝息をたてながら、

気持ち良さそうに寝る真由。



「寝顔…変わんねぇな…」


そっと、真由の頬に触れてみる。


「……ん」


一瞬起きたかと思って焦った。

一度、引っ込めた手を、もう一度、真由の頬へ。

キメの細かい肌。

長いまつ毛。

ピンクの唇。

人形みたいな、顔の作りだ。

真由の頬を少し引っ張ってみる。



「………」


まだ、起きない。

もう少し、強めに引っ張ってみる。

プ二プ二のその感触が気持ちいい。

俺……なんか、変態みたいじゃね?

寝てる女の子の頬を触ってるって……

ま、男は、皆変態だからな!

そんな事を、思っていると、



「……ん…誰??」

真由が、起きた。





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