今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~
*第6章*

王子様とお嬢様の暴走


ー光康sideー

「どこだここ…」

そこは、ホテル並みにでかい部屋。

いてぇ…頭ガンガンする。

俺は、思考回路を必死に働かせ、
朝あったことを思い出した。


ー朝。

家から、学校に向かう途中、何者かに声をかけられた。

「岡本 光康さんですね?」

「そうですけど…」

振り向くと、黒いスーツを着たごつい男が三人。


コイツ等、危ねぇ…!!

直感でそう感じ、逃げようとしたその時。

「失礼します…」

いきなり、ハンカチを顔に押し付けられ、
俺は、意識を失った。




そうだ…俺…誘拐された??

ひとまず、ここから抜け出さないと…

ベットの上に立った途端。

「いてぇ!?」

なんだこれ!?

鎖!?

おいおい…なんて悪趣味なんだ…


呆れながらも、鎖を見ると、
ベットに繋がれていた。

俺…本当に誘拐されたんだな…??

そう思った時。

「お目覚め…??」

声がした。



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