君に恋する本の虫
季節は真冬の12月23日。
クリスマスまで2日、大晦日まで残り8日だなんて。
外はまだまだ薄暗く、時間の感覚がおかしくなる。
しかし外には早朝ジョギングをする人や、新聞配達のお兄さんなどの姿が見える。
私は少し歩いてみることにした。
『そうだ。昨日の公園に行ってみようかな。』
そこに意味はないんだけど。
こんなに朝早く外に出るのはどれくらいぶりだろう。冬の朝は空気が澄んでいて、すごく気持ちがいい。
私は深く息を吸い込んだ時、
バシンっ
「おはよう!!」
肩に走る痛み。