花×花
「本当タイミングいいよな?」
首を傾けて、口元に微笑を含む夏女くんに何も言えない。試すような物言いに
ただ赤くなるしかできない。
そしてついにカチャリと鍵がまわる音が響いた。
ガラガラと今度は音を立てて扉が開く。
夏女くんの馬鹿……。
そう思いながらギュッと目をつぶった。
「あら、やっぱり夏女くんだったのねー」
「…居ちゃダメでした?」
「いいえ〜、夏女くんは毎日具合が悪くなちゃうのね〜大変だこと」
「嫌味ですか。」