レモン色の恋【ショートストーリー】


最近、夜がなかなか眠れなかった。

眠る前に、思い出すのが楽しみだった。




枕に顔をくっつけて、大好きなぬいぐるみを抱いて、つばさ君が話しかけてくれたときの笑顔を思い出す。




これから、私のこの想いはどこへ行くのだろう。



それを考えると、とてもこわくなることがある。




初めての恋は、初めてだから先が見えない。



自分が、人をどこまで好きになるのかもわからない。


その人に会えなくなったとき、自分がどうなってしまうのか…


この恋がいつか消えてしまうのか

一生心の中に残り続けるのかさえ、私にはわからない。




今、言えることは


ずっとつばさ君を好きでいたいってこと。



この胸の奥の痛みがいつかなくなると思うとこわいんだ。



つばさ君を好きになって、いろんな気持ちを知った。


どの気持ちも、初めてだけど・・・


苦しいけど、とても幸せなんだ。




ずっと好きでいられますように・・・


ずっと、このドキドキを味わっていてもいいですか?








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