先生の恋、応援隊!!!
――――…
『知らねぇ。』
放課後、いつもの教室。
安斎は真顔でキッパリ言った。
『はぃ?』
『住田先生の連絡先を知りません。』
『安斎ってさ…』
『なんだよ?』
『アホなの?』
安斎は返事の代わりに、ゲンコツという名のお仕置きをあたしにくらわせた。
『~~~ッ!!!!』
あたしが頭を抑えて痛みに耐える姿をゲラゲラ笑っている安斎。
『連絡先を入手しなさい。なんとしてもです』
痛みを堪えながら安斎に言った。
『…頑張ります』
『だいたい好きな女の連絡先くらい入手しとけよバカ野郎』
『俺、草食系なんで。お前バカに野郎までつけやがったな』
もう一度ゲンコツをくらったあたしは涙目で訴えたものの、安斎には全然きかなかった。
