大人的恋愛事情
いよいよどうでもいい。
詩織に続き、完全に面白がってきた美貴ちゃん。
そろそろ本気で仕事どころでもなくなってきた。
社長にこの現状を抗議しに行った方がいいんじゃない?
この不景気の折に、こんな社内メールで遊んでる場合じゃないよね。
「繭、三番に電話」
そう聞こえるのは、後ろからの詩織の声。
ゆっくりと振り返ると、そこにはニヤけた手堅い余裕の同僚28歳。
「誰?」
「さあ」
わかってるくせにっ!
わかってて言わない気でしょ?
仕事中の電話で相手が誰かわからないわけないよね?