大人的恋愛事情
「まあ、そうですけど……。でも早く結婚もしたい気もするんですよね」
デスクで頬杖をついて、遠くを見る美貴ちゃんは仕事してるわけ?
てか、別に私は婚活をしているわけでもなんでもないから。
どうして男と一度寝たくらいで、婚活騒動になっているのかホントよくわからない。
これ美貴ちゃんなら、こんな騒動にはなってないんじゃない?
あの悪意あるメールは、ようは私が27歳だってことに……。
「繭さん、電話です」
美貴ちゃんの呑気な声にパソコンから視線を向けると、保留ボタンを押し受話器を置く美貴ちゃんが私も見ずに告げてくる。
「一番です」