大人的恋愛事情
「私の家の……」
そこまで言った私に、藤井祥悟の呆れた溜息が聞こえた。
「週に4回昼飯食って、家の合い鍵を持ってる男だと、普通は付き合ってるって言うんじゃねえのか」
まったくもってその通りですね。
私もこれ、他人の話しだとそう思いますよ。
でも現実は……。
「もういい」
そう言って駅に向かってまた歩き出す。
どうも藤井祥悟は意外にストレートだったりして、曖昧な話しを受け入れることがあまりないように思う。
寝てもいいってことは、付き合ってもいいからなのではないかと聞いたり。