大人的恋愛事情
 
「私の家の……」



そこまで言った私に、藤井祥悟の呆れた溜息が聞こえた。



「週に4回昼飯食って、家の合い鍵を持ってる男だと、普通は付き合ってるって言うんじゃねえのか」



まったくもってその通りですね。



私もこれ、他人の話しだとそう思いますよ。



でも現実は……。



「もういい」



そう言って駅に向かってまた歩き出す。



どうも藤井祥悟は意外にストレートだったりして、曖昧な話しを受け入れることがあまりないように思う。



寝てもいいってことは、付き合ってもいいからなのではないかと聞いたり。
< 185 / 630 >

この作品をシェア

pagetop