大人的恋愛事情
「よかった、その場にいなくて」
「そうね」
「私あの人、ホント苦手なんですよ」
「私もよ」
「繭さんでも苦手なものあるんですね」
「あの人だけだけど……」
「てか、やっぱ高過ぎますよっ! お昼に二千円越えはどう考えても高いっ!」
気弱な私の言葉を無視して隣で力の入っている美貴ちゃんに、返す気力もなく頭を抱えたままその画面を見つめる。
てかそもそも、藤井祥悟が子供みたいな嫉妬心だしたのよね?
自信なさげなこと言い出すから、それを私が宥めただけよね?