大人的恋愛事情
 
「よかった、その場にいなくて」



「そうね」



「私あの人、ホント苦手なんですよ」



「私もよ」



「繭さんでも苦手なものあるんですね」



「あの人だけだけど……」



「てか、やっぱ高過ぎますよっ! お昼に二千円越えはどう考えても高いっ!」



気弱な私の言葉を無視して隣で力の入っている美貴ちゃんに、返す気力もなく頭を抱えたままその画面を見つめる。



てかそもそも、藤井祥悟が子供みたいな嫉妬心だしたのよね?



自信なさげなこと言い出すから、それを私が宥めただけよね?
< 300 / 630 >

この作品をシェア

pagetop