大人的恋愛事情
「7回……」
隣でそう呟く美貴ちゃんの声を聞きながら、パソコンに向かって溜息を吐く。
「8回目……」
ちょっと、いちいち私の溜息を数えるのやめてくれない?
だからといってそれを言う気にもなれない私は、やっぱりパソコンの画面を見つめながら溜息を吐いた。
「9回……てか、どうしたんですか? 幸せが逃げますよっ!」
「逃げないわよ」
「私の幸せまで逃げる気がする……」
「気のせいよ」
そんな適当な言葉を返しながらも、また溜息を吐く。
「10……もうっ! なんですか? ホントどうしたんですか?」