大人的恋愛事情
「てか、どうするんですか?」
藤井祥悟と携帯の番号を、今さらながら交換した昼のランチ戻り。
まったくする気にならない仕事を、引き受けてテキパキとこなしてくれる美貴ちゃんが、手を止めずに聞いてくる。
毎日それくらい、やる気になってくれればいいのに。
とは言えずに、デスクで頬杖を付きながら、目の前のパソコン画面を見つめながら返す。
「なにが?」
「なにがじゃないですよ、まる善なんかに行って……。社内速報、流してくれって言ってるようなものですよ」
今日は私に変わり、鋭い美貴ちゃんの言葉はもっともで返す言葉もない。