大人的恋愛事情
 
日に日に食欲すらなくなってきている私は、ここにきて言い逃れができないほどに藤井祥悟と会いたいなんて思っていたりする。



熱いのか冷たいのかよくわからない視線。



それがもう私に向くことはないのだと思うと、本当に泣きたくなるほど。



なんだったら、本音を言うと夜一人で泣いたりして。



どう考えても馬鹿げているというのに。



27にもなって、もう後何週間で28になるというのに、我ながら信じられないくらい胸が痛かったりして。



いったい、いつどこで私はこんなに藤井祥悟を好きになったのか、よくわかりもしないのに。



超最短距離の圭がいるんだから、それでいいはずなのに……。
< 452 / 630 >

この作品をシェア

pagetop