大人的恋愛事情
 
反対の足はソファの下へと降ろされている現状は、私のすべてを藤井祥悟に晒すことになり。



抵抗するように足を引き寄せようとすると、それをさせない男が上から見下ろしていて。



「少しは羞恥心もあるんだな」



自分の晒す姿態があまりにも乱れていることを自覚して、意外な発見だったのか少し驚いたような藤井祥悟の視線を避けた。



「悪くないな」



主導権を握った事により、余裕が出たのかどこか満足そうな声を出す藤井祥悟。



こんな事になるならベッドに行くか、電気を消してもらえばよかったなんて、今さら思ったところでもう遅く。



激しかった動きが止まり、私の視線を逃さないかのように追いかけてくる。



「繭」



「……」
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