にがいの。
我が儘な姫君(7頁)


彼女はものすごく気まぐれで、そして極度な我が儘だった。


今となっても、そう思う。


そんなことを急に思い返したのは、昨日訪ねたおばさんちの飼い猫の態度が彼女のソレにそっくりだったからかもしれない。


いや、きっとそうだと思う。







   【我が儘な姫君】


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