恋ってよんでもいいですか?
見開く私の両目に隼人くんがゆっくりと目を開くのが見えた。



息することも忘れちゃうような



心臓も止まっちゃうような



瞬きもできないような




そんな瞬間だった。



私にそんな瞬間がくること、考えたこともなかった。



ううん…それはそんな瞬間は考えちゃダメなんだ、って思ってたから。


隼人くんとずっと一緒に居たいと思う限り


大袈裟じゃなく、もう一生


そんな瞬間は望んではいけない、って思ってたから。





隼人くんからのプロポーズなんて


隼人くんとの結婚なんて




“そんな瞬間”
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