マイティガード


となると、彼は無事で済むはずがない。


「…パーシバルは?
大丈夫なの?」


不安げなアネリの声。

パーシバルは彼女の不安を取り除くため、手を強く握る。



「はい。ご心配には及びませんよ、お嬢様。

私はこの程度のことでは死にません。」



力強い声色。
虚勢を張っているわけでも、
心配させまいと嘘をついているわけでもない。


パーシバルは真実を言っていた。



私は死なないのだ、と。



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