マイティガード
《かしこまりましてございます。少々お待ち下さいませ。》
通話は一旦保留に変わり、オルゴールの優しげなメロディが流れる。
それはルロイに電話が繋がる前に必ず流される曲だ。
「…………。」
次第に緊張が増し、鼓動も速くなっていく。
そんなアネリを、
「…いよいよでございますね、お嬢様。」
パーシバルが優しく撫でた。
――ガチャッ
電話の向こうで、受話器を上げる音がする。
そして、
《やあ、アネリ。
二ヶ月ぶりだね。ずっと声を聞きたかったんだ。
元気にしているかい?》
ルロイの声が聞こえた。