闇の華
「なにか言ったらどうなの?」






「・・・いや羅美は羅美だ」






「なっ・・・」







「俺らの周りで笑っていたお前は確かに羅美だ」




「・・・」




「昨日見た冷たい目をしたお前を見たのは4月くらいだけだ」




「俺だって最初は警戒した。他の人間とは違う空気がした・・・けど亜沙子と仲良くなって悠二と付き合ったお前の表情はものすごく優しい・・・人間そのものの顔だったよ」






涙で大地の顔が見えない




「確かに“坂田羅美”はここに存在している」







「このことは誰にも言わない。昨日盗み聞きしてしまった話もなっ?」







「じゃぁ・・・また教室で」







そう言って彼・・・加藤大地は旧校舎をあとにした

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