スピン☆オフ
「あぁ~うぅ~。もう、帰っちゃうの?」


満面の笑顔で尚吾が両手を広げてる。


「却下!!!」


強く言い切った。


「本当に、帰るんだぁ。」


凹んだ尚吾。


「女の子5人探さなきゃだし。」


「あっ、俺紹介しましょうか?」


男の子が言った。


「マジで?!」


「はい。この間のお詫びです。」


恐縮しながら、携帯を取り出してピコピコやり始めた。


そして、テーブルの上にあったメモ用紙に、5人のメアドと名前を書いて渡してくれた。


「…あ…ありがとう。」


急な展開に、ビックリして目がパチパチしてる。


「お礼なんていいですよ。そこに書いたコは、男なら誰でもいいような遊んでるコだし。
可愛さは、保障します。じゃあ、俺は彼女と用事あるんで…。」


そう言って部屋から出て行った。


「じゃ、あたしも帰るわ。」



あたしも足早に部屋を出て行った。






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