スピン☆オフ
それでも、止まることはない。


あんなに尚吾を受け入れたくなかったのに…。


今は全て刻み込んで忘れないようにしてる。


突き上げるような衝動が体の中を駆け巡って、その度に、身を捩じらす。


「…愛してるよ。」


尚吾は、何回も耳元で囁いた。


このまま時間が止まればいいのに…。


朝まで、何回も触れ合って絡み合った。


名残惜しむように、何回も何回も…。


お互いの気持ちを確認しあって。


この時を、いつまでも忘れないように…。


一秒でも今のお互いを忘れないように、心に刻み付けていった。


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