その妖、危険につき


同情されなかった。不思議とその残酷な物言いも、優しさひとつ感じさせない態度も、嫌じゃなかった。

たぶん私は、このあやかしのことが、嫌いじゃないのだ。私の命は、このあやかしのために二年しかないのに、どうして嫌いじゃないのだろう。




考えてみてもわからなかった。
















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