教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜
「着いたぁ−」
なんでこんな美男が関係すると元気なのよ、
私なんか...
「ハァハァ...ハァ...つ..い..たの?」
「うん?杏利どーしてそんな息上がってんの?」
「まぁいい、行くよ♪」
恐るべし、天然ちゃん....
「いらっしゃいませ」
「何名様ですか?」
「2名」
「こちらへどうぞ...」
機嫌悪っ
「ハァ−つまんないの」
口を尖んがらがして、頬杖をつく奈美
「どーしたの?」
「美男揃いとか書かれてたけど、何処がだよ...」
「う、うん」
その後ランチを頼みテーブルに来ると、いきなり奈美が言った
「杏利さぁ...」
「ん?」
「彼氏つくんないの?」
「えっ?....」
「何?宛てでもあるの?」
怖っ
この子私のこと見抜いてる?
「いや、なんと言うか...この気持ちが何なんだか分かんなくて...」
「どんな?」
「同じ学校に中村先生って気さくで優しい男の先生が居て、その先生と私が“付き合ってるんじゃないか?”って生徒が言い出してそれで....」