教師×教師 〜大人のようで子供な二人〜




「…というわけでして」

「へぇ〜親友が忙しく働いてる時にあんたって奴は」

「あ、杏利さん?もう酔ってません?」

「久々の休みなんだからいーでしょ!」

「はーい」


1ヶ月近く何の音沙汰もなく消息不明だった奈美からの連絡がきて、大輝には悪いけど大輝との約束をすっぽかして奈美の元へ、居酒屋へやって来た。

さっきから携帯がずっと鳴っているが無視。


「で、今日は何をそんなプリプリしてるの」

「どっかの誰かさんが連絡をよこさないからでしょ!」

「へいへい」

「今日は奈美の奢り」

「はーい」

「海外ってどこ行ってたの?」

「ニューヨーク」

「いいなぁ〜ニューヨーク」

「でしょ〜」

「はい、お土産〜」

「え〜ありがとう」

「機嫌治った?」

「もー」

「てへっ」

そろそろ電話を返さなきゃまずいかな〜

と思いながらもすっかり忘れてしまい、話つづけること2時間…


< 378 / 433 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop